毎回OSのメジャーアップデートがあるたび、やはり初物は怖いよね、大きな不具合が出ないか見てからだよねとか言いながら、実際には半日も我慢できずアップデートしてしまう私。
特に今回は、見た目が大幅に変わるドラスティックなアップデートなので、ワクテカが抑えきれません。
とはいえ、丸腰でアップデートするのは単なる馬鹿です。
これまでデータ消失等の数々の痛い目に遭ってきた私がするべきは、iTunesによるiPhoneのフルバックアップです。
早速、最新のバックアップを取るべく、iTunesでフルバックアップを開始しました。
ところが。。。
iTunesは、容量不足でバックアップを完了できません云々、というようなエラーメッセージが。
私が持っているMacと言えば、MacBook Air 11インチしかありません。そしてそれは一応SSDの大きい方の型とはいえ、容量は128GBしかありません。
さらに私のMacBookには、嫁のiPhoneもバックアップを取っているため、既にふたつのiPhoneのバックアップが格納されている状態です。
嫁のiPhoneは32GB、私のiPhoneは64GB。そりゃ128GBくらいじゃすぐ容量も無くなりますね。
そこで、MacBook Airの残容量をできるだけ空けるべく、以下の作業をやってみました。
とりあえずゴミ箱を空にする
誰でもできる容量確保と言えば、これしかありません。
なんも考えずに、サックリと空にしちゃいます。
続いてMacBook Air内のSSDの使われ方を把握する
Disk Inventory Xというソフトを使って、ざっくり自分のSSD内の状況を確認してみます。
Disk Inventory X |
私の場合、DVDをエンコードしたiPhone用の動画、iTunesにiPhoneを接続した時に自動で読み込まれた写真、なんだか分からないけどたくさんのプレビューファイルが容量を圧迫していることが分かりました。
動画ファイルを削除する
我が家には、QNAPのNASが家庭内LAN内にいるので、とりあえずそちらに移せる動画は全て移して、MacBook内からは消すこととします。
iTunesのライブラリを外付けハードディスクに移動する
iTunesのライブラリもNASに移動することにします。以下のサイトあたりを参考にします。
iTunes for Mac:「iTunes Media」フォルダを移動する |
この作業でiPhoneのバックアップファイルも、NASに移せるのでは? と期待したのですが、残念ながらiPhoneのバックアップだけは、Mac本体でしか保存できない仕様のようです。
キャッシュなどの必要の無いファイルを掃除する
Windowsだと、CCleanerなんかが有名ですが、MacだとMagicanというソフトが有名なようです。
Magican – 無料のMacシステム最適化ユーティリティ |
とても分かりやすいインターフェースで、必要ないと思われるファイルを掃除してくれます。
iPhotoのライブラリを削除
私は自分の写真をWindowsのパソコンで管理しているので、iPhotoは使っていません。したがってiPhotoのライブラリをまるごと消すことにします。
「Pictures」フォルダの中に「iPhoto Library」というファイルがあるので、これをざっくり消してしまいます。
しかしこの時点で再度バックアップを試みましたが、また容量不足によりバックアップを完了できませんとのエラーが。。。
さらに攻めてみます。
バックアップされる側のiPhone本体の容量を小さくする
- 動画を一時的に削除します。(後からiTunesを使って、書き戻すことにします。)
- あまり使っていなくて容量を食っているアプリを削除します。
私のiPhoneの古いバックアップを消す
iTunesを立ち上げ、環境設定からデバイスのバックアップを選び、私の分のバックアップを削除。嫁の分は残しておきます。
それでもあんまり空き容量が増えません。
どうも、バックアップ未完了の残骸が残っている。。。?
iPhoneのバックアップを直接削除する
ネットをさまよって見つけたのがこのページ
Mac内のiPhoneのバックアップを削除したい: Apple サポートコミュニティ |
これにより、私のバックアップの残骸と嫁のバックアップもろとも、残らず削除してやりました。なぜここまでしないといけないのか。。
しかしこれでも、せいぜい30GB/128GB程度が空くだけで、再度バックアップを試みるもあえなく失敗。
ここで気づきます。
何かがおかしい。。。
私は空き容量を確認するのに、FinderのMacintosh HDを選択してスペースキーを押して確認していました。(クイックルック)
一方、同じMacintosh HDを右クリックして「情報を見る」を選択すことにより、より詳細なディスクの情報が表示されます。
「情報を見る」で表示された情報によると、空き容量は60GB程度あるのに、クイックルックで確認すると空き容量は30GB程度しか無いのです。
そこで見つけたのが以下のページ。
ハードディスクの空き容量が極端に少なくなる場合の対処方法: Apple サポートコミュニティ |
もしかしてディスクの情報が破損してるんじゃないか?
このページを参考に、ディスクユーティリティを立ち上げ、ディスクの検査を実行します。すると深刻なエラーと表示され、再起動してCommand+Rを押したままにして、再度そこでディスクユーティリティを実行するように促されます。
不安になりながらも、指示どおりに作業。
結果として、ディスクは無事修復され、最終的にハードディスクの空き容量は、80GB/128GBまで復活しました。
どんだけファイル削除を頑張ったんだよ。。。俺。。。
何度目かの正直で、iPhoneバックアップを実行。果たして、やっとのことで無事バックアップが完了しました。
バックアップを完了してもまだ60GBが空いており、ちゃんと「情報を見る」とクイックルックの空き容量の数値もほぼ一致しています。
ああ、嫁のiPhoneのバックアップも再度取りなおしとかないと。
このたびの教訓として、ちょっとでもファイルシステムが怪しいと感じたら、今後はすみやかにディスクユーティリティを実行することにします。
しかし、Windowsだとこういう種類のディスクエラーはあまり経験がないのですが、Macだと割りとあるのでしょうかね?
今回のドタバタが、私と同じようにMacBook Airのディスクの容量不足で悩んでいる人の参考になれば幸いです。