もちろんそのおかげで、本来7〜8万円はするであろう最新のiPhoneなどが、実質半額くらいで購入できたりするのですから、ユーザーにとっても決してデメリットばかりではありません。
しかし個人的にどうしても納得できないことがあります。
最初の2年間の解約が制限されることはまだ理解できます。
ところが、最初の2年間が過ぎた後の約1ヶ月くらいの期間、いわゆる解約期間に解約しないと、また再度2年縛りが始まり、その期間中はまた高額な解約料を支払わなければ解約できないことです。
これについては契約上、なぜユーザーにこれほど強力な制限を課すことができるのかということが、いまだに理解できません。
消費者庁もここはツッコんでくれてもいいのでは? といつも思うのですが、3大キャリアがこれまでこのルールを変えることはありませんでした。
それであれば、我々はできる限りの防御をしなければなりません。
予定表をデジタル化するメリットのひとつとは?
さて、私はiPhoneをGoogleカレンダーと同期させて、予定の入力・閲覧アプリにMocaを使っています。
月特化カレンダー Moca
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
かつては紙で管理していた予定表を、デジタル化・クラウド化するメリットはたくさんあります。
クラウドに保管することによってデータを失うことがないこと、数年前の出来事でも一瞬で検索できること、他者と予定の共有ができること、などなど。
それらと並列して、私は予定表のデジタル化のメリットとして、何年も先の予定でも入れておけること、ということを挙げたいと思います。
紙の予定表であれば、普通は1年間ですから、例えば来年の今頃とか、2年先の予定と言われても、せいぜい最後のページにでもまとめてメモっておくことしかできません。
しかしデジタル化した予定表であれば、来年の今頃であろうが、なんでしたら10年後の未来でも登録することが可能です。
これはあまり言及されない点ですが、私はものすごく強力なメリットと考えています。
携帯を契約したら、すぐにカレンダーに解約期間を登録する
そして最初の話題に戻りまして、携帯の解約期間です。
私は携帯の契約の際に、その場で解約期間も聞いておきます。そしてその場でiPhoneのカレンダーに解約期間を入力します。
私自身のはもちろんのこと、嫁や子供の契約の解約期間も登録します。
そうすることにより、解約期間の1ヶ月前にはその存在に気づくことができ、余裕を持って解約に対応できたり、その次の機種について検討を開始することができます。
ちなみに私は、先日ドコモのキッズケータイを買ったところです。
iPhoneが好きすぎる: ドコモのキッズケータイを買った |
このキッズケータイの契約はおもしろいことになっています。
基本料金が3年間は無料です。
しかし解約期間は、2年後(もしくは4年後)に設定されているのです。
3年後の基本料金の無料期間が終了するときに解約しようとすると、実は解約料が掛かります。
おそらく、同じドコモで機種変すれば、解約料は掛からない仕組みになっているのでしょう。
うちの子供はまだ小学校低学年であり、電話番号が変わることになんら問題ありません。
それであれば、このキッズケータイの契約形態に対し最も有利な対策は、2年後の解約期間に解約し、新規で新たに2年間契約することです。
今回のキッズケータイは1年間で最も新規契約に対するサービスが良いと言われる2〜3月に契約しましたから、解約期間である2年後は、おそらく同様にサービスが良いと思われます。(今回は本体がタダでした。)
ただただ流されるままに3年経って、こんなはずじゃなかった〜!となるのか、予定表で前もって解約期間を認識の上、適切な対策を取るのか、どちらが賢明かは言うまでもないでしょう。
いずれは縛りのない世界に行きたい
日本の3大携帯キャリアは、実質的なカルテル状態にあります。
ユーザーは自身の使い方にかかわらず、2年契約を強いられ、毎月7〜8千円を払わされ続けるという不健全な状態となっています。
既にiPhoneをはじめとしたスマホを普及させるというフェーズは終わっており、これからは誰もが使い方に見合った、適切な料金を支払っていくというフェーズに移行すべきであると考えます。
その鍵は、皆さんが考えているようにMVNOによる格安SIMや、格安スマホであろうかと思います。
ほとんどのMVNOは、2年縛りという悪習と決別しており、使用パケット量に合った適切な料金体系を用意しています。
私もIIJのみおふぉんに熱い視線を注いでおり、ソフトバンクからドコモに格安MNPして、MVNO用の端末を手に入れた後は、みおふぉんに移行しようと考えています。
今後、世間がどんどんMVNOを活用して、3大キャリアの牙城を崩して欲しいと思っています。