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2014年11月1日土曜日

電子書籍界のブレイクスルー? 電子版週刊少年ジャンプを定期購読してみた

毎年、電子書籍元年と言われている気がしますが、私が電子書籍が本格化したかどうかの目安と考えていたのが、週刊少年ジャンプの電子化でした。

これまでも、週刊少年ジャンプは不定期でAmazonで電子化されており、その煮え切らない感じにもやもやしていたのですが、おそらく電子化に当たっての課題整理や、需要の調査を行っていたものと思われます。

そして、とうとう去る9月24日に、「少年ジャンプ+」として正式にアプリがリリースされました。

少年ジャンプ+

実は、私自身は普段全くジャンプを買わないのですが、なぜかもはや嫁が習慣としてジャンプを買っていました。

私は、せっかく家にあるので、もったいないので、読みたいものだけ読むという感じ。
最近だと、読むのは「食戟のソーマ」「暗殺教室」くらいでしょうか。

別に嫁がジャンプを買うのは個人の自由なので好きにしてもらったらいいのですが、なぜかジャンプをゴミの日に捨てるのが私の役目になっており、大した手間ではないのですが、早くiPadで読める日が来て欲しいと願っていた次第です。


定期購読を申し込んで読んでみた


そんな感じで期待していた電子版ジャンプですから、アプリがリリースされた直後に早速定期購読を申し込んでみました。
月額は900円となっており、紙版は一冊260円程度なので、紙版と比べても割高感はありません。

アプリの出来は、さすがにここまで引っ張っただけあるという感じで、リリース直後に若干の不具合は見受けられたものの、肝心のマンガの読みやすさは満足のいくものでした。

なんと紙版では伝統と化している、良かったマンガを3つまで選ぶアンケートも実装。
紙版から電子版に移った人は、おそらく紙版には戻ってこないと思われますので、着実に電子版への移行が進みそうです。


本誌連載以外のアプリ限定の連載が結構うれしい


ジャンプ+は、単に毎週週刊少年ジャンプが読めるだけではありません。
「ジョジョの奇妙な冒険」「ドラゴンボール」「デスノート」といった過去の作品を毎週再連載していたり、週刊少年ジャンプの連載陣以外の作者の作品を毎日更新してくれるのです。

過去の作品は当然ですが、連載陣以外の作者のも結構おもしろいやつが多い!
さすが、ジャンプ。層が厚いです。

しかもこれらはジャンプ+の購読料とは関係なく、全て無料! 太っ腹過ぎます。
それらのマンガの最後には、「いいジャン!」ボタンが付いており、その数が多いと人気が高いと評価され、本誌の読み切り掲載権を獲得できたりするようです。

なんだかジャンプの回し者のようになってきましたが、普段紙のジャンプを買っていて、iPadクラスの大型タブレットを持っている人は、購読するのが吉、であると思います。


月曜日が祝日の場合は前週土曜日に配信!


あと、地味に嬉しいのが、発売日である月曜日が祝日の場合は、ちゃんと紙版と同じように前週の土曜日に発売してくれます。

いまだに多くの出版社は、紙版を優先して出して、電子化は後から出す、というようなことを往々にして行いますが、ジャンプ+は紙版と比べても全く遜色がありません。

元々、ジャンプ+は、週刊少年ジャンプを超える!ことを標榜していましたから、今後も紙版と同等、いや紙版を凌駕するサービスを実施することを期待して良いと思います。



サンデーやマガジンも続くのか?


こうなると気になってくるのが、サンデーやマガジンの動きです。
ジャンプが既に電子化に乗り出した以上、あとは遅いか早いかの違いかと思います。

願わくば、電子版ジャンプ+と紙版の週刊少年ジャンプの発行部数の推移を知りたいものです。(まず出してこないとは思いますが。)

ちなみに、ジャンプ+はアプリのダウンロードだけでいうと、リリース1か月で、100万ダウンロードを達成したそうです。


「こち亀」1~100巻を100時間無料配信、「少年ジャンプ+」100万DL記念 -INTERNET Watch