私は初めて知ったのですが、リンゴループと言うらしいです。
本体でどうにもならなければiTunesに繋いでみる
私の経験上、たいていiPhone単体で起動できなくても、iTunesに繋げば我に返ったようにiPhoneが目を覚ますよ、と高をくくっていました。
ところが実際にPCのiTunesを立ち上げて、iPhoneをUSBケーブルで繋いでみても、iTunes上に嫁のiPhoneのアイコンは現れず。
そもそも最低限の立ち上がりをしていないので、PCが認識できないようです。
いろいろ調べてみましたが最後の手段として、リカバリーモードというものにして、それからiTunesに繋いでやることができるようです。
強制的にiTunesに繋げるようにするリカバリーモードの手順は以下のとおり。
リカバリモードでは、デバイスを消去して復元するので、問題が解決されます。以前に iTunes または iCloud で同期した場合は、修復後に バックアップから復元する ことが可能です。
- デバイスの 電源を切ります。電源を切ることができない場合は、スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンを同時に押したまま、電源が切れるまで数秒間待ちます。
- デバイスの USB ケーブルをコンピュータのみに接続します。
- デバイスのホームボタンを押しながら、USB ケーブルをデバイスに接続します。
- 「iTunes に接続」画面が表示されたらホームボタンを放します。この画面が表示されない場合は、手順 1 ~ 3 をもう一度試します。
iOS デバイスをアップデートまたは復元できない場合 |
ただし注意しなければならないのは、リカバリーモードを使うということは、完全にiPhoneの中身を抹消して最新のOSをインストールしてまっさらなiPhoneになってしまうということ。
それを覚悟した上で、手順を進めていくと最終段階で以下の謎のメッセージが。。。
「iPhoneを復元できませんでした。不明なエラーが発生しました(9)。」
作業をしながら気になっていたのは、iTunesに繋いだ時に表示されるシリアルナンバーが「N/A」と表示され、iPhoneのシリアルナンバーが認識されていなかったこと。
リカバリーの最終段階でアップルに認証を求めているようなのですが、そこでコケるのはそのせいかと思いました。
私のMacbook Airの環境が問題あるのかと考え、Windows端末に新たにiTunesをインストールして、Macと全く同じ手順でリカバリー作業を行ってみましたが、
「iPhoneを復元できませんでした。不明なエラーが発生しました(9)。」
という同じエラーが出て最後まで完了できませんでした。
しかしこれにより母艦側の環境に問題があるのではなく、端末側に問題がある可能性が高い、ということが分かりました。
嫁がAppleCare対応ショップに出向く
神戸は三宮のジュンク堂の上に「クイックガレージ神戸三宮」というiPhoneの修理対応をしてくれる店があります。
私も嫁も、既に一度ここにお世話になっていて、iPhoneを新品に交換してもらったことがあります。
iPhoneが好きすぎる: iPhone使いは、Apple Careに入っておくべし |
今回、嫁が交換したら2年間のうちに2度目の交換に。
AppleCareは2年で2度までの対応が限度とのことですから、嫁は完全に元をとった形ですね。
今回私は同行していなかったので、詳しいことはわからないのですが、嫁がその店に行って事情を説明したら、どうもその店もiTunesに繋いでリカバリーができるかチャレンジしてみたようです。
結果はおそらく私と同じエラーが出たのでしょう。
原因がユーザーにないという判断になり、無償で新品に交換してくれたようです。
まっさらなiPhoneに復元を行う
嫁が新品のiPhoneを持ち帰ってきたので、iTunesのバックアップから復元を行うことにしました。
しかし残念ながら嫁のiPhoneの最後のバックアップは、約4ヶ月前の昨年の10月頃。
残念なのは、この4ヶ月間に撮った写真が全て消失してしまったことです。
ただ写真については比較的最近に、Adobe Revelにバックアップを取っていたので、多少は救われたというところでしょうか。
Adobe Revel - 写真とビデオ用のクラウド内の場所 (Version 2.2.3) | ||
カテゴリ: | 写真/ビデオ | |
価格: | 無料 | |
デベロッパ名: | Adobe |
今回は全く予測できないタイプのトラブルでしたが、これらのことから得られた教訓は以下のとおり。
- iTunesで、少なくとも1ヶ月に1回はバックアップを取っておくべし。
- 特に写真は失われたら二度と手に入れることはできないので、バックアップ方法を多重化しておくべし。
- AppleCareは高いけど、常に持ち歩くiPhoneについては入っていたほうがトクな場合が多い。(ただし最近年額がアップしたとともに、修理の際に最低支払う額もアップしているので、少し手を出しづらくなりましたが。)
まあこんなことはあらゆるところで、ずっと言われてきたことですが、それを習慣づけるのが面倒なんですよね。
面倒なことが嫌いで、多少のお金なら払っても構わないという人は、icloudのアップグレードが一番手っ取り早いでしょう。
+10GBで年間2,000円、+20GBで年間4,000円となっているようです。
これを高いと見るのか、安いと見るのかは、その人のiPhoneの使い方しだいですね。
iCloud:ストレージのアップグレードとダウングレード |
お金はできるだけ払いたくないという人は、面倒ですがマメにiTunesでバックアップを取るしかなさそうです。