もちろん、Retinaディスプレイを搭載したMacbook Airです。
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果たして、Macbook Airでこそなかったものの、新しいMacbookという名前で、薄くて軽くてRetinaなノートブックが発表されました。
なお、発売日は4月10日となっています。
速報:新MacBook発表。12インチ2304x1440液晶、920gでファンレス、ポートはUSB TypeCのみ - Engadget Japanese |
今から振り返ると、過去に一度報道されたイメージ図は完全に近いものであり、また発表会直前に囁かれていた、今回発表されるデバイスは、Macbook Airとは別ラインであるという予測も正しかったことになります。
今回は、事前に流出する情報が少なかった印象ですが、そういうこともあるのだと勉強になりました。
さて、結論から言うと、私はこの新しいMacbookを買うことは間違いないのですが、まずは発表されたばかりの新しいMacbookについて、感想を述べてみたいと思います。
これはすごい!と思ったところ
12インチ、厚さ13.1mm、920g
私が今も使用しているMacbook Air 11インチよりも薄くて軽いことになります。
期待どおりの正統進化です。
これについては、何ら文句を言うことはありません。
ちなみに、筐体の内部に目を向けますと、ほとんどをバッテリーが埋め尽くしているという、もはやコンピュータなのか、モバイルバッテリーなのか分からない状況になっています。
バッテリーに革命的な進化が起きれば、モバイル端末は間違いなく大きなブレイクスルーを迎えるでしょう。
2304x1440のRetinaディスプレイ
これは、本当に何年待ったかという印象です。
初めてiPhoneにRetinaディスプレイが搭載されたのが2010年。
初めてMacbook ProにRetinaディスプレイが搭載されたのが2012年
今か今かと待ち続けて、ようやく2015年にAppleのモバイルノートに搭載されることになりました。
テキストや写真がどのように美しく表示されるのか、今から楽しみで仕方ありません。
これはいかがなものか?と思ったところ
1TBのSSDが選択できない?
このたび最も気になっているのは、オンラインApple Storeにおいて、CTOによるSSD容量の選択ができないことです。
12インチMacBook 512GB - スペースグレイ - Apple Store(日本) |
私は、普段Macbook Airを使っていますが、ストレージが小さい(256GB)ことが唯一の不満です。
写真や動画を十分に入れられなかったり、Windowsを追加でインストールしたりすることができません。
したがって、RetinaのMacbookが出たら、必ずSSDは1TBに拡張しようと考えていました。
ところが、少なくとも現時点で、オンラインApple Store上で、SSDの容量をカスタムできる項目は見つかりません。
お値段
私が、買おうとしている512GBモデルは、税別で184,800円となっています。
ということは、税込みだと199,584円。
Apple Careを追加すれば、20万円を軽く越えます。
もちろん新型だから高いことはあるでしょうが、主因はやはり円高でしょう。
私が今使っているMacbook Airを買った頃は、円高真っ盛りの時でした。
そのころと比べると、円は80〜90円→120円と、約40〜50%のアップ。
高いはずです。
個人的には、せめてAppleに、CTOでSSDの1TBを選択できるようにしてもらえれば、少々高くても満足するのですが。
Appleだし仕方ないよね、と思ったところ
電源も含めてUSB TypeCの1ポートしかない
個人的な希望を正直に言えば、USB2ポート+SDカードスロット+MagSafeは最低限要るでしょ!と思うところですが、Appleはこのたびありえないほど思い切った割切りをしてきました。
このことについては、全く賛同できることはありませんが、Appleが批判を覚悟の上決定したことなので、何を言ってもはじまらないでしょう。(諦めの境地)
今後、周りの声に負けてUSBポートを増設、なんて格好悪いことをAppleがするとは思えないので、淡々と受け入れるしか無いと思っています。
ということで、とりあえずは電源とUSB TypeCの間に挟まる「USBポート×2+SDカードスロット」的なサードパーティ製アクセサリの登場を期待しています。
でも、まずは今持っているアップル純正のDVDドライブのUSBを、USB TypeCに変換するケーブルを買わなくちゃなあ。(はあ。。)
Intel Core Mプロセッサ
巷では、なぜCore iシリーズじゃなくて、Core Mなの? という声が大きいです。
Appleの理由としては、ファンレスを実現するためのやむをえない選択というところなのでしょう。
私は、動画編集など、重めの作業はしませんのであまり気にしていませんが、新しいMacbookを本当のメインマシンに据えたい人にとっては、気になるところなのでしょう。
ただ、駆動部分が、不具合の原因になりやすいというのは、いまやコンピュータ業界の常識です。
Appleは率先して、いわゆるスピンドルと言われる、CDドライブやHDDを削除してきた経緯があります。
その流れで、ファンの存在を撲滅することは、(あくまでAppleの思想から言えば)極めて自然であると捉えています。
ファンが故障したため、CPUが熱暴走するといったことは、今後なくなることになりますしね。
今回は初物なので、周りのモバイル端末に比べるとプロセッサは非力かもしれませんが、この業界は日進月歩なので、いずれファンレスに対応しながらも、強力なプロセッサが開発されていくのでしょう。
とはいえ、まずは使用体験レポートを見てから
大々的に発表されたところですが、実際に発売されるのは来月4月10日。
発売された直後には、多くのアップルユーザーが我先と新しいMacbookを購入し、続いて次々にインプレッションをネットに発表することでしょう。
これまで数年待ったのだから、あと1〜2ヶ月程度待つのは、微々たるものです。
とはいえ、メモリは8GB固定、SSDも512GBということで、待つ理由もあんまりないんですけどね。
遠足は前日が一番楽しいと言いますが、そういう意味で私は今が一番楽しいです。